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そういえば『フィリップス・コレクション展』に行ったんだったという話。

  • 執筆者の写真: rie kanai
    rie kanai
  • 2019年3月17日
  • 読了時間: 5分

更新日:2019年11月15日


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昨年のことになりますが、『フィリップス・コレクション展』へ行ったのです。


この日は、妊婦の友人と1日お出かけ🎶

「赤ちゃんが産まれたらなかなかできなくなることを、今の内にやっておきたい」という彼女と共に、

①午後から銀座で草場一壽さんの個展を観に行き、

②アフタヌーンティーでお茶をしばき倒し、

③〆にフィリップス・コレクション‼️

という割とハードなスケジュールになった次第。


ちなみに、アフタヌーンティーは、主婦の方やママ達の溜まり場のようになっていました😂

クリスマスが近い時期だったということで、安くなっていたのもあるのかな?

「「子どもいてもまた来られるな...w」」

という意外なる発見もありながら、食べるわ飲むわ🥪☕️


そんな訳で、暗くなってからの撮影になったため、ライティングを反射したピッカピカの看板が👆です。

イルミネーションにうっかりテンションが上がるタイプです😂




さて『フィリップス・コレクション展』

現場は三菱一号館美術館。

恥ずかしながらデビュー戦でござる😂


今回の収穫は、今まであまり興味を持てなかった『ジョルジュ・ブラック』さんに惚れたことです💘

下記は勉強不足な自分のためのメモ📝




●ジョルジュ・ブラック(1882〜1963)●

フランスの画家🇫🇷

ル・アーヴル、パリにて学ぶ。

当初はフォーヴィズムに傾倒したが、ピカソに出会ってからはキュビズムの代表的な存在となる。

以後は、具象的な静物画を、フランス的な洗練された感性で描いた。(-世界芸術家辞典より)


※フォーヴィズム:野獣派。20世紀初頭の絵画運動。目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現。明るい強烈な色彩でのびのびとした雰囲気を創造した。

※キュビズム:立体派。20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始された現代美術の大きな動向。具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた。(-Wikiより)




「あれっ、素敵かも...」

と、キューンときてしまった作品がこちら🍋


ジョルジュ・ブラック『レモンとナプキン』 1928年 油彩・黒鉛/カンヴァス 40.0×120.0cm

※The Phillips Collectionよりシェア


画像からはイマイチ分かりませぬが😂

グレーの色幅や温かみと、優しいレモンの色が仲良しさんな感じ...たまらん🤤💕

ずっと見ていたかった1枚🖼



そして、トドメの一撃がこちら🕊


ジョルジュ・ブラック『鳥』 1956年 油彩/カンヴァス 45.7×49.5cm

※The Phillips Collectionよりシェア


紫の色合いといい、

鳥の形といい、

黒く描かれた木のような物の形やポジショニングといい、

紫の外に描かれた黒といい、

全てを包む白やアイボリーといい、


なんていうか...、欲しい😂

一目惚れというか、ビビッときたというか、大好きになってしまいまして。

「ブラックさん...🖤」ともはや夢見心地😂

いいもの見させてもらいました💘




ちなみに、ピエール・ボナールさんも衝撃でした。

特にこちら。


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ピエール・ボナール『棕櫚の木』 1926年 油彩/カンヴァス 114.3×147.0cm

※The Phillips Collectionよりシェア


びっくりなのは、ピントが真ん中の建物群に当たっているということ。

手前の人物におりる、お天気がいい日の真っ青な影。

そして建物群よりも遠くにある景色は、

また違う蒼さで描かれていて、実にふつくしい...🤤

欲しい😂😂😂

(ちなみにほぼ同じ時期にやっていた新美の『ピエール・ボナール展』には行けなかった涙)


ピエール・ボナールさんのメモも残しておこう📝




●ピエール・ボナール(1867〜1947)●

フランスの画家🇫🇷

パリ近郊の出身。ナビ派。印象派

エドゥアール・ヴュイヤール(ナビ派のフランス画家)と共に日本美術に影響を受け、平面的な装飾性を探求。人生の幸福なひと時を静かに表現した作品が多く、親しみのある日常の風景や人物などを色彩豊かに描き続けた。(-世界芸術家辞典より)


※ナビ派:ゴーギャンの芸術観の影響下に,1890年代のフランスでポール・セリュジエを中心に結成された画家集団。神秘主義的かつ装飾的な画面構成が特徴。「ナビ」はヘブライ語で預言者の意。(-Wiki、Mac国語辞典より)

※印象派:印象主義。19世紀後半のフランスに発した絵画を中心とした芸術運動。フランスの保守的な美術界からの激しい批判にさらされながらも、独立した展覧会を連続して開催することで、1870年代から1880年代には突出した存在となる。運動の名前はクロード・モネの作品『印象・日の出』に由来。絵画の特徴としては、目に見える筆のストローク、戸外制作、空間と時間による光の質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、など。(-Wikiより)





パウル・クレーの養樹園も好きだった。

ずっと観ていられたし、確実に真似したいやつ。

やはり、平面的な表現が好きだなあ😂


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パウル・クレー『養樹園』 1929年 油彩/ジェッソで下処理の施されたカンヴァス 43.8×52.4cm

※The Phillips Collectionよりシェア




●パウル・クレー(1879〜1940)●

スイスの画家🇨🇭

バーゼルの近くに生まれる。

ドイツ・ミュンヘンの美術学校で学ぶ。

イタリアに旅行した後帰国しミュンヘンに定住、『青騎士』のグループと親しくなる。

1920年ドイツ・ワイマールのバウハウスに教授として参加。

1929年ドイツ・デュッセルドルフの美術学校教授となったが、ナチス政権の出現に当たり、1933年に辞職して帰国。

スイス・バーゼルに定住して1940年6月死去。

ピカソ、マティス、カンディンスキーと共に、20世紀前半の最も偉大な作家の一人。

純粋な心の映ずるままに、子どもの絵のごとく純真で表意的な形象を描き、感情の命ずるまま線を描き、心の響きに応じて彩色して、心情の反映として絵を描く。(-世界芸術家辞典より)


※青騎士(ブラウエ・ライター):1912年にヴァシリー・カンディンスキーとフランツ・マルクが創刊した綜合的な芸術年刊誌の名前。また、ミュンヘンにおいて1911年12月に集まった主として表現主義画家たちによる、ゆるやかな結束の芸術家サークル。(-Wikiより)

※バウハウス:1919年建築家グロピウスを中心としてワイマールに設立されたドイツの国立総合造形学校。工業技術と芸術の統合を目指した教育と研究が行われ,現代建築・デザインに大きな影響を与えた。33年ナチスの圧迫により閉鎖。(-Mac国語辞典より)





大好きなゴッホも良かったけれど、自分の中で新たに『好き』を開拓できたような気がしたのが、実に収穫だった『フィリップス・コレクション展』。

行って良かった〜\(^o^)/




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