画家 金井梨江
- rie kanai

- 2017年1月30日
- 読了時間: 3分

画家として初めてのブログ・・・✨
みなさまはじめまして、金井梨江と申します。
美大を卒業してもう直ぐ10年が経とうとしている私です。
今の今まで、画家として、まともな活動はして来ませんでした。
画家と名乗る自信すらありませんでした。
絵なんてほとんど描いていなかったからです😱‼️
学校を出たら、バイトをしながら絵を描いて、個展をガンガンやって、その内絵1本で食べていこう。
なんてアバウトにも程がある甘っちょろい考えで、就活もろくにせずに、そのまま大学を(なんとか)卒業。
1年フリーターをやりましたが、何だかんだで1日中バイトばかりしていて、絵を描く余裕すらない。
いつの間にか『描かない私』が当たり前のようになってしまいました。
そしてある時、「どうせ一日働かなければいけないのなら、就職しよう」、そう思って始めたのはバーテンダー業(笑)
学生の頃からやって見たかったお仕事で、私は夢中になりました。
そこで出会った先輩方やお客さんの方々は、私にとってかけがえのないご縁となりました。
丸4年の勤務の末、まんまと体を壊して退職。
療養の後しばらくぷらぷらしていた私は、当時のご縁に救われ、就学前の幼い子ども達に絵を教えるというお仕事をいただきました。
本当にありがたい話です🙏
「絵を辞めたも同然の私に、一体何が教えられるのだろう」という不安もありました。
しかしながら、そんな不安などちっぽけに思える程に、トキメキとワクワクが遥かに上回り、私の心を埋め尽くしていました‼️
そのご縁を甘んじて受け取り、お仕事をさせていただくことになったのです。
そもそも私は、幼い子ども達の絵が好きなのでした。
このご縁をいただくまでは、すっかり忘れていたことでした。
子ども達の絵を見る度、魅了されました。
大人になるにつれ、きっと消え行くであろう表現の数々を目の当たりにして、尊いような気持ちにすらなります。
もともと言葉での感情表現が得意でない私は、それを子どもたちに混じって、他の先生方に教わっているようなところもあります😂
その空間にいるすべての人たちが私の先生なのでした。
実にありがたい環境をいただいたと、本当に感謝しています。
絵の世界に再び引き摺り込まれた私の中で、ムズムズとした変化が起き始めました。
アウトプット欲のような、簡単に言えば「描きたい、ような気がする」という思いが芽生え始めました。
『描きたいと思う私』がむしろ自然なんだということに気付き、やがては『絵描きとして生きていく夢』まで発掘するに至りました。
そして緩やかにではありますが、それが『決意』に変わっていったのです。
カッコつけていろいろと描きましたが、結局は描くことを諦められなかった、どうしようもない1人の女の話です😂
画像は『あまぐも』。
療養の後、溜まっていたムズムズを吐き出した作品。
大学生の頃から、キャンバスを目の前にすると、恐怖を覚えるようになってしまっていた私。
「もう絵なんて描けないんじゃないか」という気持ちがあったものの、難産の末、完成しました。
これは私の復帰作であり、最高傑作(笑)の1つになった1枚です。





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