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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを観た~無理やり泣かされる~

  • 執筆者の写真: rie kanai
    rie kanai
  • 5月15日
  • 読了時間: 3分

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Amazonプライムが値上げに値上げを重ね、遂に広告まで入れるようになってくれやがりましたことをきっかけに、この映画のことを知った。

広告のティーザーを見た時から気になっていた。

まずタイトルが良いよね。


"EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE"


もう全部いっぺんにバーン!!みたいなw

センス感じる。


あと、主演のミシェル・ヨーさん、最近よく見るなと思ってた。

すごくキレいた人だなあ...🥹✨と思っていたので、この映画は即『後で観る』リスト入りした、そして観た。



正直、こんなに宇宙宇宙した映画だと思っていなかったので、完全に油断していたw

あらすじ...を説明するのも大変な映画だけど、


宇宙には無数のパラレルワールドが存在している。

小さな決断や選択ごとにその数がある。

それで、パワフルで特殊だった母親が娘に(大雑把にいうと)無理を強いてしまい、娘がグレて、全パラレルワールドでも有名な『悪』になってしまった。

全て無意味だから消えてしまいたい、と願う娘を、自分の全パラレルの力を総動員した母親が止める、みたいなお話かな🤔

娘は結局、母親がたくさんいるなら、自分を理解してくれるタイプの母親も、一人くらいは存在しているのではないかと期待していた。

だから、色んなパラレルの自分を転々としている内に、この映画のメインとなったワールドに辿り着いた。

そしてその世界の母親は、最後まで諦めなかった、みたいな。


実は、娘役を演じたステファニー・シューさんも好きなんだよね。

とても上手だと思う。


まず映画は2時間20分あって結構長めである。

でも、途中中弛みしてくるところで下ネタを入れたりだとか、

忙しなくワーワーぐるぐるさせた後に、静寂(&ほぼ静止画)の中字幕だけで登場人物にやり取りをさせたりとか、 なんちゃってTHE ENDを入れたりとか、

ちゃんと考えて作っているのが分かる。

(でもこんなに長い必要があったのかは少し疑問だw)


見終わっての感想は、

「無理やり泣かされたな」である。


こんな感覚は昔にも一度あった。

美輪明宏さんの『毛皮のマリー』の舞台を観た時だ。

正直、セリフがちゃんと聞こえない瞬間もいくつかあって、話の内容はちゃんと追いかけられなかった。

しかも途中に、モー娘の歌をバックに乱行シーンが急に入ってきたりして、

「いやマジで何?www」

って混乱したんだけど、

ラストシーンで、毛皮のマリー役の美輪さんと、美少年役の俳優さんが白装束を着て出てきた時に、

何が何だか分からないのに泣いた。


あの時の、「泣かされた」感覚に、とても近いと思った。


途中わーわーして、どゆことやねんってなるんだけど、

私の魂はちゃんと理解していて、そして魂が汗を流している、みたいな感覚。


なんかよく分からんけど、観てよかったし、なんか、とっても良かったな...と思える不思議な映画。

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​©️rie kanai 2017

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